多品目を運んでリスクを分散
現在は30社ほどの企業・団体と配送契約を結んでおり、運搬品目は多岐にわたっています。いろいろな品物を運んで、メインの積荷をあえてつくっていません。それは1社の荷物だけに偏れば、その会社の景気が悪くなると、当社の経営にも響いてくるからです。そのためさまざまな商品の配送依頼を受けています。
▽印刷インキ▽防水材▽建築資材▽金属▽紙製品▽歯科用医療機器▽学校給食用食材▽危険物各種▽減速機
高付加価値商品の運搬
取り扱う金属は単価の高いアルミなどの非鉄金属やステンレスが主体です。アルミは運ぶ途中に傷がつかないようにシートでコーティングして輸送。寒い時期には印刷インキが固まらないよう加温して運び、お預かりした商品の品質を保ったまま安心・安全に運びます。これらに共通するのは、付加価値を高めて品物を運搬しているということ。配送先のエンドユーザーにもご満足いただく輸送を可能にしています。
運ぶ技術の向上
多品種・高付加価値の荷物を運ぶため、社員の大半がフォークリフト、玉掛け、クレーン、危険物運搬、運行管理の免許・資格を持っています。特に医療機器は、特別な研修を受けた作業員が運搬しており、常に技術の向上に努めています。
倉庫を持つ運送会社
当社は約1万平方メートルの敷地に3棟の倉庫を保有。保温倉庫、低温スペースのある倉庫、危険物倉庫です。保温倉庫では一定の温度に保つ必要がある印刷インキ、低温倉庫では高温になると変質してしまう印刷資材などを扱うなど、荷物を保管する倉庫内の環境を考え配送しています。
こうした倉庫はお客様からの要望もありますが、当社の武器でもあります。保管から配送までの一貫輸送ができることは、さまざまなニーズに対し柔軟に対応が可能です。
危険物倉庫を保有
4年前に建設した危険物倉庫は広さ550平方メートル。うちの規模で危険物倉庫を持っている会社は少ないはず。ここでは一部の印刷インキ、防水材料のシンナー系接着剤などを保管しています。危険物倉庫を持っていることで、取り扱える積荷が増え、増収につながりました。これも会社の強みと自負しています。
物流は日本の産業の大切なインフラです。その中で当社は危険物倉庫の保有、金属のラッピング、インキの加温など付加価値を高めた輸送で独自色を出しています。